人は、人生の中で、自分を偽って、道化のような卑屈な態度を演じる事がありますね。
今日は、そういう人の心理について、考察した童話を書いてみたので、ご紹介します。
道化を演じる理由も、様々だと思うので、これはあくまでも一つの例です。

童話というより、小説に近い文体なので、ショートショートに属する作品かも知れません。
この作品は、テキストの下に貼ってあるクラウンの絵を描いているうちに、思い付きました。


道化師の独白

初対面の人と話すとき、私はついまぬけを演じてしまう。
知っていることを知らないふりをし、分かっていることを、分からないふりをする。(卑屈な笑みを浮かべながら。)
すると相手はたいてい、私を見下した態度に変わってしまう。
それで私は、その人に失望し、好かれる努力をするのが面倒くさくなり、無遠慮な態度をとるようになる。
見下した相手から、そんな態度を取られたら、たいていの者は我慢ができない。
そこで縁の切れ目ということになる。
ところが、おかしなことに、道化師の舞台では、このやり方が、一番手っ取り早く大当たりをとる方法なのです。
うそだとお思いなら、明日オペラ座で開かれる私の舞台を、どうぞお見逃しなく。



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【道化師】




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