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 制作を進めているファンタジーイラスト、「魔法使いサキの物語2」の色ぬりのようす、その3です。
今回は、薄く溶いた色で、各部位をどんな色にするかのあたりを付けて行く、という制作方法です。女性のセーターの色を、どういう感じにするかで、少し悩んでいます。
物語の続きも、絵の下に書いてみたので、合わせて楽しんで頂ければと思います。
内容は、極北の国ナップに飛ばされた、カン・ソク先生のその後のようすです・・・。

雪国の兄妹色ぬり3 色調整縮小

-------吹き荒れる地吹雪の中で、カン・ソクは四つに臥せた姿勢で、しばらくぼう然とあたりを見回していました。そこは、どこまでも続く雪原と、角のある黒い岩が点々とつき出しているだけの、さびしく荒涼とした場所でした。
すぐに、刺すような寒さが全身に走ったので、カン・ソクは、暖を取るものを探して、手近な雪をかき分けながら這いまわりました。幸い、籐の編みかごとざるが見つかったので、カン・ソクはそれを魔法でほどいて、雪靴と蓑(みの)に編み直しました。そして、かごの中に入っていた薬草の束を、雪靴と蓑の間にはさんで、雪や風が通らないようにしっかりと着こみました。
うす暗いのは、日暮れが近いか、白夜のせいでしょう。カン・ソクはここが、以前飛ばされたことのある、ナップという国に違いないと思いました。雪をかき分けたときに、岩の質や土の匂いを確認して、そう思ったのです。

じっとしていては、凍え死ぬのを待つだけなので、カン・ソクはひとまず、手についた砂鉄に模様を描かせて方位を確認し、西を指して歩きはじめました。進路を西にしたのは、以前、ナップに飛ばされたとき、雪原を西に進んだ所で、通りかかった猟師に助けられたことがあったからです。
「あれからもう、十五年も経っているんだなぁ・・・。」
カン・ソクは、心の中で、そうつぶやきながら、強い風に押し倒されないように、雪を踏みしめ踏みしめ、前かがみに歩いて行きました・・・。


つづく

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【ファンタジー小説】 魔法使いサキの物語 第2章・第3話 色ぬり3|Kobitoのお絵描きブログ
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