ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins、1930年9月7日 - )は、アメリカのジャズ・テナーサックス奏者です。
1950年代からジャズシーンの第一線で活躍し続けた方で、現在は引退されていますが、ハードバップ(1954年頃から流行ったジャズのスタイル)以降のジャズの生き字引的存在だと言えます。

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ロリンズの演奏の特徴は、豪放磊落なフレーズと、甘さに流れない温かな音色、そして何より、強力なスイング感にあります。
代表的なアルバムは、『Saxophone Colossus(サキソフォン・コロッサス)』(1956年)『Way Out West(ウェイ・アウト・ウエスト)』(1957年)『Night at the Village Vanguard(ヴィレッジ・ヴァンガードの夜)』(1957年)などです。

普通のミュージシャンは、フレーズの始まりと終わりを小節の冒頭と末尾に置いて演奏を行なうので、小節の境目が分かりやすいんですが、ロリンズの場合は、フレーズの始まりと終わりをわざと小節の途中に置く事で、スイング感を強調する吹奏を行ないます。ですから、彼の演奏を聴き慣れていない人が聴くと、小節の境目が分からず、小節数を無意識に数えながら聴くという慣れた聴き方ができない、という事態に陥ります。

その、小節の境目をあいまいにする演奏手法が、最も効果的に用いられたのが、『ON IMPULSE!(オン・インパルス)』(1965年)というアルバムです。
このアルバムでの演奏は、上記の演奏手法を理解し、楽しめる人でないと、何をやっているのか分からない演奏に聴こえてしまうと思います。
ですが、小節の境目を無くすことで得られる自由や、強烈なスイング感を理解できるようになると、これほど面白いアルバムはない、というくらい、好きになれると思います。

イラストは、ロリンズの写真を基に、頭身をデフォルメして描いたものです。

画材: 13cm×13cmのケントボート、鉛筆、アクリル絵の具

数年前に描いた、『ジャズ・ミュージシャンの似顔絵』シリーズの一枚です。全部で10枚くらいあって、けっこう気に入っているので、大事に保管してあります。レコードやCDのジャケットで使用することをイメージして、正方形の用紙に描いてあります。


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【似顔絵イラスト】 ソニー・ロリンズ Sonny Rollins (ジャズ・サックス奏者)|Kobitoのお絵描きブログ