こんにちは。
きょうは、製作中のオリジナル童話、『アンチャンの小人たち』の、第3話を書き進めてみます。
今回は、登場人物の紹介が主な内容です。
挿絵は2枚目を描きはじめました。落葉に乗って川を下る、アンチャン村の小人たちのようすです。色塗りをして完成させる予定です。
物語は、小人たちがこれから川下りを始めようとするところです。
では、さっそく絵の下から、お話の続きをお楽しみ下さい。


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さて、浅瀬に葉っぱの舟を浮かべた小人たちは、沈んだり、底が抜けたりしないか確かめるために、岸辺の小石の上から一人ずつ飛び乗りました。
太っちょの子供は、松の種に松葉をさしたかいを持って、舟の真ん中に陣どりました。この子はみんなの中ではちょっとした大将で、名前はムスビといいました。
さっきお祈りを唱えた、やせっぽちの子供は、船尾に座って、「やれやれ。」といいました。彼は看板屋のタクの息子で、ケラという名前です。ケラに寄り添って、さっきからにこにこ笑っているのは、ユニオという子で、彼はケラの四つ違いのお兄さんです。色白で、めったにしゃべらない、とてもおとなしい子です。
そして、船首に並んで立っているのは、黒髪を伸ばした背の高い男の子の方がウタオで、亜麻色の髪の小柄な女の子の方がツキヨといいます。ウタオは、お父さんに作ってもらった自分のポロン(三味線のような楽器)が自慢で、お祭りのときには、それをみんなの前で弾いて聴かせます。ツキヨは、子供の中では一番の歌い手で、やっぱりお祭りのときは、ウタオの伴奏に合わせて、みんなの前で歌います。小人たちはみんな音楽が大好きなので、二人の歌や演奏が始まると、めいめいに葉っぱで作ったうちわを持って踊り出します。
今日は、ウタオがポロンを持っていないので、ツキヨも歌わないかも知れませんが、川下りは用心が必要ですから、仕方がありませんね。


つづく



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新作童話『アンチャンの小人たち』第3話|Kobitoのお絵描きブログ