きょうは、先日書きはじめた童話、『アンチャンの小人たち』の、第2話を書き進めてみようと思います。
冒険の大好きな小人たちが、落葉の舟で川下りをする物語です。
挿絵は、色塗りが済んでこれで完成です。
第3話からは、新しい挿絵を描きはじめます。
ではさっそく、絵の下から、物語のつづきをお楽しみ下さい。

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その小人たちが、せっせとクヌギの葉っぱを運んで、川のふちまで到着しました。
「おい、早いとこお祈りをすませよう。」
身体の大きな(といっても一寸くらいですが)、太っちょの小人が言いました。
そこで、身体が小さくてやせっぽちの小人が、うやうやしく両手を天にさし上げて、早口に、
「プチ(太陽)の神、ナレ(地面)の神、フイ(風)の神、メロ(水)の神、ウヌイ(クヌギ)の神、オプオプ(魚)の神・・・そのほかの神、どうか僕らを助けて、目的地まで無事に送り届けて下さいますように!」
と唱えました。
ご覧のとおり、小人たちは、意外と信心深いのです。例えば、彼らのことわざに、『旅人をミー(神)の使いと思え。』というのがあります。遠くから来た者は、今までになかった新しい知識を与えてくれる、ありがたい存在だから、大事にしなさい、という意味だそうです。
そこで、川下りなどで、小人が遠く川下の村落にたどりつくと、村人はその人を大変に歓迎して、お祭りが催されたり、ご馳走が振る舞われたりするのだそうです。
だから、小人たちは、こぞって川下りをするわけです。
(小人たちは大のお祭り好きなので、本当は、何でも理由を付けては、大騒ぎしたがってるだけかもしれないのですが。)

つづく


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新作童話『アンチャンの小人たち』第2話|Kobitoのお絵描きブログ