ファンタジー世界を思い描く楽しみの一つは、現実とは全く異なる地理上で、物語が展開するということです。
そして、町の中だけで展開するお話であれ、世界を股にかけた大旅行のお話であれ、そこに手製の地図が添えられると、驚くほど豊かなリアリティと想像力の広がりが得られます。

以下の地図は、私が書き進めている『魔法使いサキの物語』というファンタジー小説の世界観です。
これまでのお話の中で登場した国名や地名が記されています。


img777cs-.jpg

まだほとんど空白ですが、これから旅を続ける中で、各国の国名や地名が記されて行く予定です。
現在、主人公サキが居るのは、ゴンドラ大陸の東の端の、赤い線で囲んだフラトという小国です。
フラトは世界でも数少ない、魔法使いの市民権が認められた国でしたが、魔法を使った王の暗殺未遂が起こったため、すべての魔法使いを国外追放にするという王命が下されたばかりです。

サキは出国許可証を持たないまま、フラトから極北のナップに向かおうとしていたので、この王命は思いがけず、彼女の出国を可能にしてくれることになりました。

ナップとは、ゴンドラ大陸の西の果てにある、赤い斜線で示した地域です。通年厳しい風雪で閉ざされた土地ですが、ごく少数の人々が狩猟を主な糧(かて)として暮らしています。

サキがナップに向かう理由は、魔法の師匠であるカン・ソク先生が、サキの身代わりとなって奇妙な白い影にのみ込まれてしまい、その後ナップに飛ばされたという事が分かったからです。

フラトの魔法長官スナクフの占いによれば、カン・ソク先生は命こそ助かったものの、黒い渦に力を奪われており、自力でナップを脱出するのが難しいらしいという事でした。

フラトからナップまでは、直線距離で1万kmも離れています。この世界では、空路の移動手段がまだ存在せず、船による海路も未開拓の部分が多く残っていたので、サキの旅が長い月日のかかる危険なものになる事は明らかでした。

物語としても、まだまだ先は長そうですが、サキがカン・ソク先生のところにたどり着けるまで、マイペースでこつこつ書き進めて行きたいと思っています。

次回は、第8章、サキ視点でのお話から物語を再開します。



関連記事
拍手ボタン
コメント:
この記事へのコメント:
コメント:を投稿する
本文:
 
ファンタジー世界の地図を描く。『魔法使いサキの物語』|Kobitoのお絵描きブログ