今日は、ファンタジー小説、『魔法使いサキの物語・第4章』の、第一話を書き進めてみようと思います。
第3章では、サキがスナクフと出会い、カン・ソクの消息を占ってもらうところまでを書きました。
第4章からは、登場人物を少し増やして、いろんな角度から、物語を語っていけるようにしたいと思っています。
挿絵も、新しく描き始めたので、物語と見比べながら読んで頂けると嬉しいです♪

------------------------------------------

 フラトの魔法庁の登用試験が終わった、その日のことです。
ダンケルとマイネは、魔法長官スナクフの呼び出しを受けて、魔法庁の彼女の部屋に案内されました。
スナクフは、彼らを迎え入れると、部屋の中央の大きな机まで連れて行きました。
机の上には、大陸全土を表した詳細な地図が広げてありました。

img396cs.jpg

「あなた達の試験の結果は、いずれも良好なものでした。マイネは魔法開発局に、ダンケルは魔法警務局に、近く採用されることでしょう。」
スナクフの言葉を聞いて、二人は顔をほころばせました。長官から直々に呼び出されるなんて、ひどく良いことか、ひどく悪い事の、どちらかに違いないと思っていたからです。
「時に、ダンケルの師は、ギリーニャのラモンでしたね。今でも漁に出ていますか?」
スナクフが聞きました。
「魚みたいな人ですから、潜らないと体が干上がると言っています。」
ダンケルが胸を張って答えました。
スナクフはマイネに目をうつして、
「あなたの師は、エレスのスカールね。彼は自然派だから、魔法庁への仕官には反対したでしょう。」
マイネは肩をすくめて、
「私は自然のままに行動しますと答えました。」
と言いました。
スナクフはふっと微笑むと、机の上の大陸図に視線を落としました。
そして、
「じつは、ある人に、忘れ物を届けてほしいのです。」
と言うと、何かを懐から取り出しました。
「あっ。」
二人は同時に声を上げました。
それは、いつか見た、帽子のトミーが入った、小さな木箱でした。


つづく


にほんブログ村 イラストブログへ

関連記事
拍手ボタン
コメント:
この記事へのコメント:
大陸全土を表した詳細な地図

ワクワクする言葉ですね

想像しただけで

ドキドキ((〃゚艸゚))ドキドキします

続きがとっても楽しみです
2014/01/08(水) 20:36 | URL | 湖の麓より #-[ 編集]
麓さん、
そう~、地図は旅の引き立て役ですよね。

麓さんは、実際に色んな国に行っているから、地図の中の国々を、実感として感じられるのかも。^^
2014/01/08(水) 21:14 | URL | Kobito #-[ 編集]
不思議なことに

世界のいろいろな町へ行って

手に取る地図が

どこが中心のものかが楽しみな麓です♫

セピア色の地図を見ているだけで

旅した気分です^^

Kobitoさんの

地図見てみたいな~(*´`)
2014/01/08(水) 21:25 | URL | 湖の麓より #-[ 編集]
麓さん、
地図は、その地域によってマークや色遣いなど特色があるだろうね。
地図の中心には、何があるだろう?
日本地図だと、やっぱり東京かな。^^

こういう物語の地図も、描いておくと想像が膨らませやすそうです♪
2014/01/08(水) 21:47 | URL | Kobito #-[ 編集]
コメント:を投稿する
本文:
 
『魔法使いサキの物語・第4章』第1話|Kobitoのお絵描きブログ