きょうは、先日書きはじめた童話、『アンチャンの小人たち』の、第2話を書き進めてみようと思います。
冒険の大好きな小人たちが、落葉の舟で川下りをする物語です。
挿絵は、色塗りが済んでこれで完成です。
第3話からは、新しい挿絵を描きはじめます。
ではさっそく、絵の下から、物語のつづきをお楽しみ下さい。

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その小人たちが、せっせとクヌギの葉っぱを運んで、川のふちまで到着しました。
「おい、早いとこお祈りをすませよう。」
身体の大きな(といっても一寸くらいですが)、太っちょの小人が言いました。
そこで、身体が小さくてやせっぽちの小人が、うやうやしく両手を天にさし上げて、早口に、
「プチ(太陽)の神、ナレ(地面)の神、フイ(風)の神、メロ(水)の神、ウヌイ(クヌギ)の神、オプオプ(魚)の神・・・そのほかの神、どうか僕らを助けて、目的地まで無事に送り届けて下さいますように!」
と唱えました。
ご覧のとおり、小人たちは、意外と信心深いのです。例えば、彼らのことわざに、『旅人をミー(神)の使いと思え。』というのがあります。遠くから来た者は、今までになかった新しい知識を与えてくれる、ありがたい存在だから、大事にしなさい、という意味だそうです。
そこで、川下りなどで、小人が遠く川下の村落にたどりつくと、村人はその人を大変に歓迎して、お祭りが催されたり、ご馳走が振る舞われたりするのだそうです。
だから、小人たちは、こぞって川下りをするわけです。
(小人たちは大のお祭り好きなので、本当は、何でも理由を付けては、大騒ぎしたがってるだけかもしれないのですが。)

つづく


 今日は、オリジナルの新作童話、『アンチャンの小人たち』をご紹介します。
まだ途中までしか書いていないので、今回は第1話として冒頭部分を公開します。
中編の童話にしたいので、6話くらいを目標に書き進めて行きます。
挿絵は、作品に登場する小人たちの姿を描いています。まだ下絵なので、これから色塗りをして完成させます。
では、挿絵の下から、物語をお楽しみ下さい。

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『アンチャンの小人たち』

小人たちは、葉っぱに乗って、川を下るのが大好きです。
なぜかというと、人間にとっては、昼寝にもって来いのおだやかな流れでも、小人たちにとっては、荒波あり、渦巻く早瀬ありの、まったく油断のならない大冒険になるからです。
小人たちが、どんなに向こう見ずな性格だか、あなたにも分かるでしょう。

ということで、今日は、川端のクヌギの下の、アンチャンという村の、小人たちの川下りのようすをお話しすることにしましょう。
なぜ、アンチャンの小人たちを選んだかというと、昨日の夜、子供たちが、並んでクヌギの根に座って、オプオプについて話していたからです。あ、オプオプというのは、小人の言葉で、“魚”の事です。ほら、鯉やなんか、パンくずを投げてやると、水面で口をオプオプさせるでしょう。だから、オプオプです。

今日、この川辺に居れば、きっとその子供たちの川下りが見られるはずです。
ほら、やっぱり、来ましたよ。乾いた茶色いクヌギの葉っぱを、五人がかりでかついで、河原の小石や、棒切れやなんかを、つっかえつっかえ乗り越えて行く、あれが、アンチャンの村の子供たちです。

あ、一つ、言っておきますが、皆さんは、落葉を担いだ小人たちなんか、ふだんあんまり見かけないとは思いますが、それは、当たり前の事です。
小人は、目が良いし、鼻も利くし、耳もさといので、人間が近くに来たら、すぐに気が付いて、取るものもとりあえず、どこかにかくれてしまいます。
たとえば、蟹やとかげだって、人の足音が聞こえると、一目散に逃げてしまうでしょう?それと同じです。それに、小人たちの方が、蟹やとかげよりよっぽど賢いので、ちょっと探したくらいでは、絶対に見つからないのです。

つづく


 今日は、オリジナルの新作童話、『きかんしゃ坊や』の動画をご紹介します。
私が童話と挿絵を製作、さえこさんが朗読を担当、lunaroxyinseptemberさんがギター演奏を担当して完成させました。
物語の内容は、心優しい機関車の子供、きかんしゃ坊やの親切から起こったおかしなできごとです。

どうぞお楽しみ下さい♪





それから、こちらの動画は、同時製作した英語版の『きかんしゃ坊や』です。
Tx-Suさんが、とても上手に、面白く英訳してくれているので、よかったら日本語版と見比べてみて下さい♪




作、絵、動画編集: Kobito(ユーチューブでは別のハンドルネームを使っています。)
朗読: さえこ
ギター演奏: lunaroxyinseptember
英語版の翻訳:Tx-Su



2015年03月|Kobitoのお絵描きブログ .639.637.636