きょうは、オリジナルのイケメンイラスト『子猫を抱いたお兄さん』が完成したので、ご紹介します。
少女漫画の登場人物のような描き方を練習するために製作したイラストです。


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どうでしょう?色鉛筆画なので、あっさりした色合いです。

猫の模様は、三毛猫になりました。この猫の特徴は、額にハート形の模様があることです。名前は『こころ』といいます。

このお兄さんは、名前を『間宮宗也(まみや・そうや)』くんと言います。北海道出身で、現在は東京の農業大学に通うためアパートで一人暮らしをしています。料理が好きなので、講義のない日は大学の近くのレストラン『ぞうさん』で料理人見習いのアルバイトをしています。
レストランのオーナーは、イケメンと猫が大好きな、オネエっぽい雰囲気の『晴海真澄(はるみ・ますみ)』さんです。
レストランには、三匹の猫が飼われています。ペルシャ猫の『おもち』、スフィンクスの老猫『げん』、三毛猫の子猫の『こころ』です。
猫は、お店のマスコットのような存在で、猫たちに会うために来店する人もいるくらいの人気者です。

音楽大学に通う『山羽浜子(やまは・はまこ)』さんは、ある日、道端の塀の上で日向ぼっこをするこころに出会いました。額のハート模様の可愛さに、写真を撮ろうとしましたが、こころが歩き出したので、スマホを構えてあとをついて行くうちに、レストラン・ぞうさんにたどり着きます。
こころが店の中に入ってしまったので、浜子さんは心配して外から様子をうかがっていました。すると、こころを探しに出ていた宗也くんが戻ってきて、浜子さんから事情を聞くと、彼女を店内に案内して、こころを抱いて、撮影に協力してくれました。
このイラストは、その時の写真というわけです。
浜子さんは、猫たちや宗也くんやオーナーと親しくなり、その日以来、ぞうさんの常連客の仲間入りをします。

人と人の出会いというのは、こんな風に、不思議で、面白いものなのです。



 きょうは、昔描いた油絵をご紹介します。
F6号(410cm×318cm)のキャンバスに描いてあります。
タイトルは、『ギターを抱いた黒人』です。


ギターを抱いた黒人cs-

キャンバスの裏に、「2004.12」と油性ペンで書いてあるので、今から10年前に描いた絵です。
このころ、ブルースやジャズといったアメリカの音楽に興味を持ち始めていたので、音楽から受けた印象を絵のテーマに選んだのだと思います。
黒人の肌の色を、それらしく彩色するのは、私にとってとても難しい事です。実際に目の前で観察したことがないからだと思います。
一人一人、違った個性を持った色です。
私には、複雑な色に思えるんですが、他の人の絵では、もっとシンプルで、的確な色で塗られていることが多くて、感心します。
この絵は、人物が右に寄っているのに全体の構図は安定させることができたという点が、一番気に入っています。


 きょうは、オリジナル童話『マーサは釣り人』の第4話を、書き進めてみようと思います。
挿絵は、また新たに描きはじめたので、その下絵をご紹介します。


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画面の左手に座っているのが、子猫のクロードとマーサの兄妹です。右手に立っている猫たちは、今回登場する、クロードたちの顔見知りです。彼らはどうやら家族のようですね。
では、さっそく、物語の中で、彼らが誰なのか、確かめてましょう。

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小道のわきは、ジローさんが持っているクルミの木立です。まだ若くてせいの低い木が、きれいに草の刈られた平らな野原に風通し良く並んでいます。クロードはここでよく、セミやクワガタを捕って遊んでいます。マーサは、まだ、虫捕りにも連れて来てもらったことがないので、やっぱり、家の窓から、クロードが虫捕り網を持って、クルミの林をうろうろしているのをながめたり、クロードがかごに入れて持ち帰ったセミやクワガタを、逃がさないようにかごのすき間から、指先でさわらせてもらったりしただけでした。
一本のクルミの木が、他の木から少し離れて、小道のすぐわきに生えています。枝が小道の上に広がって、川べりの草地まで木漏れ日できらきら光る木陰を作っています。クロードは、草地に釣竿を置くと、マーサに荷物を下ろさせてから、「ここは秘密の釣り場だからな。誰にも言うなよ。」と言いました。
「お母さんにも?」
マーサが聞きました。
「お母さんにもお父さんにもさ。誰にもだよ。」
クロードが念を押しました。
マーサは、「じゃあ、おじいちゃんが、うちに来た時にも、言わないね!」と言いました。
「あれ、バケツの中のえさがないよ。」
クロードが、バケツをのぞいて言いました。
マーサも、バケツをのぞきこんで、「なんのえさ?」と聞きました。
「釣りのえさだよ。井戸の横で掘ったやつ。あそこのが一番釣れるんだ。」
クロードは、あたりを見まわして、小道の来た方にも目をやってから、
「マーサが落としたんだ。」
と言いました。
「落とさないよ。」
「えさ、見ただろ。」
「えさ、見なかったよ。」
クロードは、「ほら、マーサがバケツを持ったり下ろしたりしたろう、そのとき家に置き忘れたんだ。」と言いました。
マーサは、「置き忘れたのね。」と言って、うなずきました。
クロードは、マーサを残して、家にえさを取りに戻ろうかと思いましたが、そんなことをしたら、お母さんにしかられるので、あきらめて、マーサを連れて、いっしょに家に戻ることにしました。
「荷物も持って帰るよ。ここに置いとくと、物騒だから。」
クロードが立ち上がろうとした時、小道を川上の方から、ジローさんが奥さんのマリアと子供のルネを連れて、歩いてくるのが見えました。
ルネは、マーサと同い年くらいなので、ジローさんがマーサの家に来た時、いっしょに庭で遊んだことがあります。
だから、マーサはルネに手を振りました。ルネはマーサのところに駆けて来ると、「大きなお魚釣れた?」と聞きました。
「まだよ。もう帰るの。」
とマーサが答えました。
ジローさんが、担いでいたくわを下ろして、
「どうしたんかね。」
と聞きました。
「忘れ物したから、一度帰るんです。」とクロードが答えました。
「取っといで。マーサと荷物は見ててあげるから。」
とマリアが言いました。そこでクロードは、すぐに立ち上がって、「ありがとう。」と言うと、マーサを見てちょっとうなずいてから、家の方へ一目散に駆けて行きました。



つづく



 きょうは、オリジナルの織部焼のイラストを描き始めたので、その下絵をご紹介します。
これまでの織部焼イラストも全てそうですが、実物や画像を見ながら描いたのではなく、全くの空想で描いています。


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今回は、横幅が広く、底の浅い、織部焼としてはオーソドックスな形の茶碗を描いています。
絵柄は、思い浮かぶまま描いたんですが、三角の山と、穴の開いたたくさんの岩山のようにも見えます。

岩山の穴は、仙人の住処(すみか)のほら穴ではないかな。
そして、この場所は、仙人郷(せんにんきょう)と呼ばれる、たくさんの仙人たちが暮らす集合住宅なのではないかな。

・・・という空想をふくらませながら、色塗りを進めたいと思います。^^



 今日は、オリジナルのイケメンイラストの、色塗りの途中経過をご紹介します。
色鉛筆のみを使って、少しずつ色んな色を重ねながら塗り進めています。

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髪の色と、子猫の模様が、まだ決まっていません。そのほかの部分は、おおむね完成です。
子猫の模様が、なかなか思い浮かばないので、いったんペンを止めて考えています。
こういう時、無理に描き進めると、出来栄えに満足できないことが多いので、慎重に決めたいと思います。



 今日は、オリジナルのファンタジー小説、『魔法使いサキの物語』の、第6章第2話を、書き進めてみようと思います。
挿絵は、色塗りが済んだので、これで完成です。


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国境警備団の西部方面師団の団長、アムサラが、ミレの木に登ったサキを見上げている様子です。
前回の物語の中で、”柿色の軍服”と書いたので、もっと服全体を柿色にするつもりでしたが、色塗りを進めるうちに、一部分だけ柿色にした方が、かっこ良いように感じたので、白い部分を多く残しての完成となりました。

では、サキが木から下りてくるところから、お話の続きを始めたいと思います。

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太い横枝にぶら下がって、下の横枝に飛び降りようとした時、サキはフラト側の荒野を、向こうから何かが近づいて来ていることに気がついて、いったん元の横枝によじ登りました。
「おい、いい加減にしないか。」アムサラが怒りましたが、サキは荒野を指さして、
「馬だわ。まっすぐにこちらへ来る。」
と言いました。
「誰か乗っているか。」
「誰も。鞍も付けていないようよ。」
アムサラは、近くの灌木(かんぼく)につないだ自分の馬の方に駆けて行くと、鞍に紐でかけていた双眼鏡を外して、サキが指差した方に構えて目を凝らしました。確かに、一頭の灰色の馬が、後ろに土煙を残しながら、一直線にこちらへ駆けてきます。
サキが、「もうここに来るわ!すごい勢いよ!」と言いました。
馬は地面を蹴る蹄の音を、だんだん大きく激しく響かせて、間もなくアムサラの目の前まで来ると、かん高くいななきながら、前脚を跳ね上げて、アムサラにのしかかるような勢いで棹立ちになりました。
アムサラは両手を広げて、低い声で「ドウッ、ドウッ。」と叫ぶと、前脚をおろした馬の鼻づらを素早く両手で押さえて、動物をなだめる呪文を抑えた声で唱え始めました。
馬はしばらくぎらついた目で、頭を上下左右に振りながらあえいでいましたが、アムサラが呪文を唱え続けると落ち着いてきて、呪文をやめて鼻づらから手を離すころには、うつむいて、荒い呼吸をするだけになりました。
ミレの木から下りてきたサキが、アムサラのそばに立って馬の頬をなでながら、
「誰かの遣いで来たのね。」
と聞きました。
アムサラはそれには答えず、黒のぶち模様がある馬の横腹を片手でひと撫でしました。模様はすぐに移動をはじめ、大小の奇妙な文字で書かれた正方形の文面が横腹に浮かび上がりました。
暗号らしく、サキにはその内容が読めませんでしたが、アムサラは一読するとすっかり息をのんで、顔をこわばらせました。
しばらくすると、彼は、
「君は検問所を通って正式に国境を越える事が出来るぞ。」
と、サキを見ずに言いました。
「長官様からの連絡なの?」
サキは、アムサラの様子が少し変なので、心配になって聞きました。
アムサラは、文章を再び撫でて、模様をすっかり消してしまうと、初めてサキの方を見て、
「スナクフ様は、王の暗殺を企てたかどで失脚された。王は、この国からすべての魔法使いを追放するように命じられたそうだ。」
と答えました。


つづく



 今日は、マー君と、syunさんと、私で作った、音楽とイラストによる共作をご紹介します。
テーマは、雲の上の演奏会です。

演奏曲目は、エルビス・プレスリーの、『好きにならずにいられない-Can't Help Falling In Love-』です。

マー君がギターの低音の主旋律、syunさんがその他のギターパートとアレンジ、私がイラストとムービー編集を担当して完成させました。

マー君は、syunさんの親戚の子で、ギターは覚えたてです。

とても優しい仕上がりになったので、楽しんで頂けると嬉しいです。^^






 今日はオリジナル童話、『私の物語』の、第8話を、書き進めてみようと思います。
この物語は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のような、ナンセンス物語にしたいな、と思いながら書いています。

更新の滞りがちな作品ですが、時々思い出して展開を考えていれば、いつか必ずアイデアが浮かんでくるので、ペンが走り出すまで気長に待つことにしています。

あと、この作品のタイトルは、現在林真理子さんが朝日新聞に執筆中の連載小説の副題と同じなので、別のオリジナリティーのあるタイトルに変更しようと思っています。『私が忘れた物語』というのが、元のタイトルに近く、物語の内容にも即しているので良さそうです。
タイトルを決める時は、一度インターネットでそのタイトルを検索して、他の人がすでに使っていないか、確認すると良いです。『私が忘れた物語』は、幸いまだ使われていないようです。



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挿絵は、今回からまた新しい場面を描きはじめました。とこやみの森で迷子になった、高校生のさえとその仲間たちです。
この絵は、線画まで描き進めているので、次回のお話で彩色して完成させる予定です。


以下が、前回のお話までに名前の分かっている登場人物なので、絵と照らして見て下さい。

少女: さえ
大きなカエル: ブーン
小さなカエル: チョコ
緑の小人: グル
赤い小人: ピコ
七色の蝶: フール
クスノキ: トンおじさん
ロバのぬいぐるみ: ローマン
操り人形: ジョージ
熊のぬいぐるみ: リリィ
?(ビワの木の上に居ます): チャッキー



では、さえの仲間たちの、おかしな自己紹介の続きを、またのぞいてみましょう……。

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「僕の名前は……。」
ジョージが名乗ろうとしましたが、リリィが
「こまったわ。ピコがいないと、チャッキーのバケツがこわれちゃうの。」と言ったので、ジョージは言いかけた自分の名前をごくりとのみ込んでから、「チャッキーは何でもこわしたがるもんな。」と言いました。
「どうして妥結がこわれるの?」さえが聞きました。
「チャッキーは、《名前のない宝石》を渡す交換として、木こりの帽子を欲しがったのよ。バケツを守れないと、チャッキーに宝石を取り返されてしまうわ。」
名前のない宝石というのは、リリィが持っている、小瓶に入った光る石粒の事だわ、とさえは思いました。
「わしの帽子はぜったいに貸さんからな!」
グルが帽子を目深にかぶってわめきました。
「チャッキーは赤い木こりの帽子が欲しいの。緑の帽子では、だめなんだって。」
リリィが言ったので、グルは地団太を踏んで、「何てわがままなんだ!」と言いました。
さえは、
「私、ピコを探して来るわ。ええと、私はどこから来たのかしら。」
と言って、あたりを見回しました。ジョージが、「われられがどこから来て、何者で、どこへ行くのか、知っていたのは君なんだがね。しかし、森を歩き回るなら、土地っ子のトンおじさんに案内してもらうのが一番さ。」
と言ったので、さえは、さっきしたように、口を両手で押さえると、「あっ、トンおじさんが落とし穴にはまってたのを、忘れてた!」と叫びました。
すると、後ろから、
「わしを忘れるとはけしからん!」
と言うのが聞こえました。
振り返ると、そこには、クスノキのトンおじさんが、いつの間にか森の木々にすっかりまぎれて、口をへの字に曲げて、立っていました。
「まあ、まだ穴にはまってるものだと思ったわ!」
さえは喜んで、トンおじさんのそばに行きました。
トンおじさんは、顔についた泥を払ってから、
「一年半も待たされた気分だったわい。だがな、あんまり長く待たされたおかげで、わしは自分で落とし穴から抜け出す方法を編み出したのだ。」
と言いました。
「私、マフラーとか靴下とか、編み出されるものがことのほか好きよ!トンおじさんはどんな物を編み出したの?」
フールがトンおじさんの鼻先で、ひらひら飛びまわりながら聞いたので、トンおじさんは嬉しそうに口ひげをひねって、
「じゃあ話すぞ。わしがクスノキだという事は、みんなもご存知の事と思う。」
と言いました。
すると、フールは、「分かった!本当は、クスノキではないんだわ!」と大声で言いました。
トンおじさんはちょっと心配そうに、「そんなことが、あってもらっては困る!」
と言いました。
そこでフールは、「まったくその通りよ。あなたは誰が何と言おうとまがう事なきクスノキだわ。私、大人しくするから、どうぞ落ち着いて話してね。」と言って、トンおじさんの鼻の頭にとまりました。


つづく



 今日は、織部焼のオリジナルイラストを描いてみたので、ご紹介します。
茶碗と、小料理を載せる手鉢の、2点の絵を描きました。


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これは、茶碗の下絵です。ふにゃっと曲がった織部焼独特の形状です。表面の絵柄はとりあえず思い浮かんだ小さな四角をたくさん描きこんでいます。




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これが茶碗の絵の完成図です。彩色は、色鉛筆と墨汁とアクリル絵の具で行っています。自由奔放に色塗りすることを心掛けたので、織部焼と言うより、抽象画みたいになりました。器の名前は『織部小升文茶碗(おりべこますもんぢゃわん)』といいます。




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こちらは、持ち手の付いた手鉢です。ちょっと分かりづらいんですが、四角が二つ重なったような器の形をしています。絵柄は水車と垣根が描いてあります。器の名前は、『織部二重四方手鉢(おりべふたえしほうてばち)』と言います。四角を二つ合わせた器、という意味です。
この前紹介した金魚文の水注のイラストは、どうも緑の釉薬の色が鮮やか過ぎて、織部焼に見えない原因になったようなので、今回は、本物の織部焼の画像で、緑の釉薬の色合いを確認してから彩色しました。
こういう、落ち着いた色合いで、大胆な模様を描くのが、織部焼らしさであり、私がこの焼き物を好きな理由です。


 今日は、オリジナルの詩を使った動画をご紹介します。
サークル仲間の相方さんとの共同作品です。

写真と朗読と効果音を相方さんが担当し、詩作と動画編集を私が担当しました。

夏の涼を感じる、水車にまつわる作品です。

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