今日は、オリジナル童話、『マーサは釣り人』の第3話を書き進めてみようと思います。
挿絵は、前回線画を紹介した、マーサたちの住む町の景色の、完成版です。
色を塗ると、何が描いてあるか、少し分かりやすくなったのではないかな?


img625cs-中

手前に小川が流れて、小道で各家がつながっています。畑がたくさんと、果樹園が少しある、のどかな町です。
小川には、小さな魚、大きな魚、エビやカニなど、いろいろ居ます。クロードは、バケツと釣竿を持って、しょっちゅうこの小川に遊びに来ています。
マーサはまだ小さいので、今まで連れて来てもらえませんでしたが、家の窓から、クロードが釣りをしたり、エビを捕ったりするのを、時々熱心に見ていました。
だから、今日、釣りに連れて来てもらえる事が、マーサにとってどんなに嬉しいことか、想像できるでしょう?
では、その釣りに行く時の様子を、これからお話ししましょうね。


-----------------------------------------

クロードは、「ちょっと待ってろよ。」と言って、庭に出て行きました。マーサは熊のぬいぐるみのマーチを、子供部屋から連れて来て、きちんと椅子に座らせてから、言いました。
「あんたは、まだ小さいから、今日はおるすばんよ。いい子だったら、魚の大きいのあげるわよ。」
マーチは、一緒に行きたそうでしたが、食いしん坊だったので、その条件に満足して、こくりとうなずきました。
「さあ、できたぞ。」
クロードが、釣竿とバケツを持って、戻ってきたので、マーサはかけ寄って、「持つわ!」と言いました。
クロードがことわっても、マーサは持つと言って、聞きませんでした。
「お弁当もあるんだぞ。持てないよ。」
「持てる。」
クロードは、仕方なく、バケツをマーサに渡しました。マーサは、右手にバスケットを持ち、左手にバケツを持ってから、「釣竿も持つ。」と言い出しました。
「お弁当もあるんだぞ。落とすぞ。」
「落とさない。」
「ぜったい持てないよ。」
「持てる。」
クロードはあきれましたが、ため息をつくと、一度本人に試させる事にしました。
マーサは、張りきって釣竿を持とうとしましたが、バスケットとバケツで、両手がふさがっていたので、どうしても持てませんでした。そこで、いったんバケツを置いて、釣竿とバスケットを持ってから、バケツを持とうとしましたが、やっぱり両手がふさがっていたので、どうしても持つことができませんでした。
「ほらな、かしてごらん。」
クロードが言ったので、マーサは、おとなしく釣竿を渡しました。そして、「じゃあ、釣竿はお願いするわ。お弁当と、バケツは私に任せてね!」と言いました。
二人は、連れだって裏口から庭に出ました。そのとき、マーサは、バケツの中にチョコレートの缶を見つけたので、いったん荷物を下ろして、それをバスケットにしまいました。
表は気持ちの良い上天気です。いろんな小鳥たちの、のどかなさえずりが、そこかしこから聞こえます。
クロードとマーサは、菜園を通って家の玄関にまわり、そこから表の道をちょっと歩いて、小川につづく低い土手を登りました。
小川は可愛らしい小流れで、冷たそうな澄んだ水には、川底の大きな石やきれいな砂利が、ゆらゆらゆらめきながら透けて見えました。
川の両岸には、細い小道があって、川下には、渡し板くらいの小さな木橋がかかっていました。
この木橋の下で、クロードはいつも、蟹やエビを探しているのですが、マーサはそれを、家の窓から、しょっちゅううらやましそうに、見つめていたのです。
クロードは、その木橋をマーサと一緒に渡り、今度は川上の方へ歩きました。


つづく



 今日は、オリジナルのイケメンイラストの新作を描きはじめたので、その下絵をご紹介します。
少女漫画に出てくるようなスマートな男子の描き方を覚えたいので、今回は練習も兼ねて『少女漫画風のイイ男』を意識しながら描き進めています。


img632cs-.jpg

まるっきり自己流で描くと、いつものほのぼの男子になってしまうので、『花より男子』という漫画の男性キャラクターの絵柄を研究しながら描いています。
特に、道明寺司(どうみょうじ・つかさ)というキャラクターの、引き締まった輪郭や、ツンとした口元などが、少女漫画的でカッコ良いです。

この漫画、ドラマにもなって有名なんですが、まだ読んだことはありません。でも、イケメン男子がたくさん登場することは知っていたので、イラストの参考作品として選びました。

このイラストは、漫画のワンシーンのようなイメージで描いています。どんなシチュエーションか、想像してみて下さい。^^



 今日は、自作の詩の動画をご紹介します。
夏の写真からイメージして書いた短い詩が、三つ朗読されます。


写真と朗読を相方さんが担当し、詩とムービー製作を私が担当しました。

詩がお好きな方は、よかったら動画の再生ボタンを押してご覧下さい♪


 今日は、オリジナルのファンタジー小説、『魔法使いサキの物語』の、第6章第1話を、書き進めてみようと思います。
挿絵は、前回紹介した下絵に、ペン入れをした線画の状態です。


img628s-.jpg

これからさらに、色塗りを進めて行く予定です。衣装の色で、雰囲気がずいぶん変わりそうなので、配色を決めるのが難しい分、仕上がりが楽しみな絵でもあります。

では、今回は、彼が登場する、西の国境でのサキの様子について、お話しします。

------------------------------------------


「おい、君。」
ミレの大木の下から、こずえを見上げて、若い男が言いました。
ここは、フラトの西の端、ワナイとの国境沿いに広がる、見通しのいい荒野です。
男は、仕立てのいい柿色の軍服を着て、腰には立派な長剣を差しています。
彼は、名前をアムサラといって、フラトの国境警備団の西部方面師団の団長を、四年前から任されている、まだ二十代半ばにも満たない青年でした。
彼の見上げる、こずえのてっぺんの太い横枝には、女が立って、ワナイ方面の荒野を見渡していました。
女は、アムサラの呼びかけに気がついて、彼の方を見下ろしました。それは、白いブラウスを腕まくりして、黒い乗馬ズボンを身に着けた、男のようななりの、サキでした。
「あら、魔法磁界に触れたのかしら。」
サキはハッとして、ズボンのポケットに手を当てました。
アムサラは、
「関所から、君が木登りしているのが見えたから、注意しに来たのさ。」
魔法磁界というのは、国境にそって立てられた魔法力のある鉱石が生み出す、境界線のことです。魔法庁の出入国許可証を持たずに、魔法使いが魔法磁界を越えると、国境警備団の屯所(とんしょ)や検問所に設置された鈴が鳴って、すぐに国境警備団員が駆け付けます。
それから、魔法磁界には、魔道具の効能を失わせる力も備わっているので、魔道具を持ち込んだり、持ち出したりする際は、必ず検問所を通さなければなりません。
「木に登ったくらいでは、魔法磁界は越えられないさ。ほうきで空を飛べば越えられるかもな。」
ほうきで空を飛ぶ、というのは、魔法使いの間で交わされる冗談です。到底できそうもない、という意味です。
「木に登るくらい、自由でしょう。」サキが不平そうに言いました。
「不法な出入国者を手引きしているかもしれないからな。それに、これ以上警備の邪魔をするなら、ひっ捕らえてテトに送還しなくてはならない。」
「お願いよ。どうしても国境を越えたいの。」
サキは、ポケットを握りしめながら言いました。
「もし、長官様が本当に君と面会して、魔道具を所持していることを知りながら、出国許可証を発行しなかったのなら、それは、君をフラトから出国させるな、という意思表示だと私は思うがね。」
「スナクフ様は、『“彼”無しでは、あなたがナップまで無事にたどり着くことは不可能でしょう。』とおっしゃったわ。そして、『国境に行けば、あなたは出国許可証無しで検問所を通ることができる。』、ともおっしゃったのよ。だから、“彼”もいっしょに、問題なく関所を通って出国できるはずだわ。」
サキはこう反論しようとしましたが、左手の中指が締め付けられるように痛んだので、あわてて口をつぐみました。そこには、スナクフが魔法で作った、見えない契約の指輪がはめられていました。
「それに、その、カン・ソク様だという師匠は、もう君を待っていないかも知れない。」
「待っていなくても、私行くわ。」
サキは唇を噛んで、、またワナイの荒野に目を向けました。
「とにかく下りてきなさい。君をいつまでも特別扱いすることはできないんだ。」
アムサラが強い口調で言ったので、サキは、これ以上頑張るのをやめてこずえから下りはじめました。


つづく


 今日は、ちょっと珍しい写真が撮れたので、ご紹介します。
アゲハ蝶の、交尾のようすです。


DSCF2249s-.jpg

これは、ナミアゲハ、という種類です。
アゲハ蝶はこうやって、一匹がさかさまになって、もう一匹にお尻を引っ付けるという方法で交尾します。
羽が大きく、模様が複雑な分、とても迫力があります。
ナミアゲハのオスとメスは、姿かたちがそっくりなので、見分け方がちょっと難しいんですが、お尻が太い方がメスなので、写真の場合、上の方がメスですね。

ナミアゲハとよく似た蝶で、キアゲハ、というのも居ます。キアゲハは、羽が少し黄色がかっています。私たちが普段、『アゲハ蝶』と呼んで親しんでいるのは、これら二種類のことです。


 今日は、イケメンイラストを描きはじめたので、その下絵をご紹介します。
オリジナルのファンタジー小説、『魔法使いサキの物語』の、登場人物に採用しようと思っています。

img613cs-.jpg

名前は、アムサラといいます。
フラトの西方の国境警備にあたる、西部方面師団の、団長です。
国境越えをしようとするサキと、関わることになる人物です。

少女漫画風のクールなイケメンも描いてみたいんですが、描き方がまだ習得できていないので、私のイケメンイラストといえば、こういう絵になります。

今回は、お話を思いつかなかったので、線画を紹介するときに、物語も進めたいと思います。
どうぞお楽しみに♪


 今日は、オリジナル童話、『マーサは釣り人』の、三枚目の挿絵を描きはじめたので、その線画をご紹介します。
マーサたちの暮らす、ミニチュアの町の様子です。
マーサは、私が実際に作った、ミニチュアハウスに住んでいる子猫ですから、当然、住んでいるのも、ミニチュアの町、という事になります。
ただし、物語の読み手が、物語の世界に入ってしまえば、町もマーサも、私たちと同じサイズになります。
だから、ミニチュアだからといって、私たちの世界よりも小さい世界だと思うのは間違いです。


img608s-.jpg

ほら、こんなに広々として、川や畑、郵便局や食料品店など、何でもあります。なんだかよくわからない部分は、私の絵が下手なせいです。実際は、何でも一目見ればわかります。
川辺の小道を、マーサとクロードが、並んで歩いていますよね。その後ろに立っているのが、マーサたちの家です。
小さくてかわいいでしょう。赤いレンガ造りの、住み心地の良い家です。
色塗りがすんだら、もっといろいろ、分かるようになるでしょう。
次回は、この絵のように、マーサたちが連れだって、釣りに出かける場面のお話を書きたいと思います。



 今日は、オリジナルの織部焼のイラスト、『織部金魚文水注(おりべ・きんぎょもん・みずつぎ)』が完成したので、ご紹介します。
織部焼の特徴の一つである、濃緑の釉薬を、水草や蓮の葉に見立てて絵付けをしました。


img606cs-.jpg

う~ん、織部焼、というより、子供の作った普通の陶器の水差し、という感じですねぇ。地色が白すぎるのが、そう見える原因かもしれません。
でも、金魚がたくさん泳いで、涼しそうな雰囲気は出せたのではないかな。

これからも、精進を兼ねて、時々織部焼の絵を描いて行こうと思います♪


 今日はオリジナルの織部焼のイラストを描きはじめたので、その下絵をご紹介します。


img603cs-.jpg

これまでに描いた織部焼の絵は、茶碗ばかりだったので、今回は趣向を変えて、水注(みずつぎ)を描くことにしました。
水注というのは、茶道で用いる水差しの事です。
名前は、『織部金魚文水注』と言います。

鉛筆描きで、見えにくいんですが、金魚がたくさん泳いでいる絵柄です。

織部焼の特徴の一つである、緑色の釉薬を使った、夏らしい涼しげな絵に仕上げたいな、と思っています。


 今日は、サークルWhite Birch -Shirakaba-名義で作った、動画をご紹介します。

私が書いたオリジナル童話、『雨の日のマーサ』を基にして、挿絵を私、朗読を相方さんが担当して完成させました。

こういう動画が、アマチュアでも作れる時代になったというのは、本当にありがたいことです。

物語の内容は、子猫のクロードとマーサの兄妹の、雨の日の過ごし方についてです。

よかったら、動画の画面をクリックしてご視聴下さい♪






動画制作: サークルWhite Birch-Shirakaba-
・作、挿絵、編集: Kobito
・朗読: 相方さん



2014年08月|Kobitoのお絵描きブログ .549.547.545.543.540.538.537.535.533.531