デジカメを持って、散歩がてら、近所の春を撮影してみました。ずっと絵ばかりをアップしていたので、写真を貼ると、何だか新鮮な気持ちです。^^



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見て下さい。綺麗な桜の花ですね~。^^木全体は、まだつぼみが多かったですよ。でも、この写真を撮った帰りに、遠くの方を見ると、庭の桜が満開に近い家があってビックリしました。@@ 品種が違うのかな~。




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落ち着いた緑の、これは何でしょう?野菜ではないですよ。これは、ポピー(ハナビシソウ)の葉っぱです。私の家の、庭で育てています。真ん中にある、とんがったのが、花のつぼみです。あと1週間くらいで、柔らかな、黄色い花が咲きます☆去年の、10月に種まきしました。^^



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これは、近所の空き地に咲いていた、スイセンの花です。夕暮れの、あわい光を後ろから浴びています。どんなに上手な絵描きでも、生きた花より、尊い絵を描くことはできません。(‐‐)


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 先日から色塗りを進めていた『私の物語』のイラストに、少し固有色を塗り始めたので、様子を公開したいと思います。絵を描くときに、いつも不思議に思うのは、まだ描いていない線や、塗っていない色が、「ここだよ!」と言うように、紙の上に見える、という事です。
これは、たぶん、たくさんの絵を描けば描くほど、はっきりと見えてくる物なんじゃないかなと思います。集中力が途切れると、見えなくなるので、そういう時は、ペンや筆を止めて、時間を置いてからまた描き始めます。

前々回に書いたこの絵の物語の続きを、また絵の下に書いてみたので、良かったら絵と一緒に楽しんで下さい☆

私の物語下塗り3 正視化縮小

 さえは高校の入学式を控えたある日、高熱を出して寝込んでしまいました。病院で見てもらうと、お医者さんは、「受験勉強で、頑張りすぎたかな。」と言いました。さえは、お父さんの勧める、地域で一番難しい高校を受験して、合格していました。そのために、さえは朝から夜遅くまで、毎日毎日休みなく勉強し続けました。その疲れが、出たのだろうという事でした。
さえは家に帰ると、布団に横になって、食事もとらずに眠ってしまいました。頭の中では、方程式や、元素記号が、グルグル回って、自分の体が、まるで自分のものではないような気がしました・・・。
 気が付くと、さえは真っ暗闇の中に、一人でぽつんと立っていました。手さぐりで、前に進むと、小さな火のついたランプが、空中にぶら下がっていました。さえはでこぼこした木の幹に手が触れたので、その木に抱きつくようにして、ランプの真下に立ちました。すると、ランプの灯がパッと燃えあがって、顔のあるクスノキが、さえを見下ろしながら「どこに行ってたんだい?」と聞きました。さえはあんまり驚いて悲鳴を上げました。クスノキも、びっくりした様子で、ランプの灯を消してしまいました。
「トン叔父さん、いたのかい?」
さえの後ろで、そういう声がして、再び明かりがともると、背広姿の操り人形が、座り込んださえに手を差し伸べていました。
「先住民の落とし穴に落っこちたかと思ったよ。さあ、続きを話しておくれ。」
操り人形がそう言うと、トン叔父さんと呼ばれたクスノキは、枝葉をゆすって、
「おいジョージ、わしの顔に、虫か何か、付いているのかね?」
と、聞きました。
「顔には付いてないよ。」
ジョージという操り人形は、トン叔父さんを上から下まで観察してから言いました。胸のあたりに、茶碗ほどのテントウ虫が、ウトウトまどろんではいましたが。
「私、何の事だかわからないわ。」
さえは、ジョージにひっぱり起こされながら言いました。
「分からないのは、僕らだって同じさ。この物語には、謎が多すぎるんだよ。」
ジョージはもっともらしくうなずきました。
トン叔父さんを先頭に、さえたちは暗い森の中を歩きはじめました。さえには不思議で仕方がありませんでした。なぜって、この森も、ジョージもトン叔父さんも、以前からよく知っていたような気がするからです。でも、さえには、それがどうしてなのか、さっぱり思い出せませんでした・・・。


つづく

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 これは、私の書いたありんこの詩から、イメージを膨らませて描いたイラストです。詩は、こんな内容です。


「この幸せは小さすぎるよ」と
ありんこのジョーが
言いました。
砂粒ほどのお砂糖を
寒さでゆがんだ
口にはさんで


この詩の、悲しい響きから、温かい意味を導き出した私の友人に、尊敬と、感謝を込めて、この絵を贈りたいと思います。合わせて、絵から想像した物語も書いてみたので、イラストと一緒に楽しんで頂ければと思います☆

ありんこ下絵 正視化縮小


 冬、ありんこのジョー達の住む巣では、降り続いた長雨のせいで、たくわえておいた食べ物が水につかって、ほとんどが腐って食べられなくなりました。わずかに残った草の種を、みんなで分け合ってしのいでいましたが、それも底をついて、とうとう、明日からは、食べる物が何にも無くなってしまいました。
女王は、みんなを集めると、こう言いました。
「このままでは、私達全員、飢え死にするのを待つばかりだ。みんなで『幸せ』を探しておいで。」
幸せというのは、ありんこの言葉で『食べ物』のことです。
寒さに弱いありんこ達は、冬に巣から出た事がありません。でも、このままでは飢え死にしてしまうので、女王の言う通り、巣から出て、食べ物を探しに行く事にしました。
ジョーとトニは、いつも一緒の仲良しだったので、今度も一緒に出かける事にしました。
巣の入り口を開けると、凍るような冷たい風が、ありんこ達に吹きつけました。みんなは、ガタガタ震えながら、思い思いの草むらへ、次々に出発しました。ジョーとトニも、肩を寄せ合いながら、いつも行く野原の方へ歩き出しました。
「幸せは、どこに行けば見つかるの。」トニが聞きました。
ジョーは、「秋に見つけた、空き袋のところへ行ってみようよ。」と言いました。
暖かい頃には、歩きなれた道も、冬はずっと険しく、道のりも遠いように感じられました。ここ何日も、草の種を少ししか食べていなかった二人は、風に吹かれれば飛ばされてしまいそうなほど、お腹を空かせていました。
途中、凍った水たまりを回り道したので、野原に着くころには、ジョーもトニもくたくたに疲れていました。
ドーナツの空き袋は、枯れ草に引っ掛かって、まだそこにありました。ジョーは袋の中にもぐりこんで、食べ物が残っていないか、しばらく探してみました。でも、あんなにあった砂糖の粒も、秋に他のありが運んでしまったので、どこにも見当たりませんでした。それでも、隅の方に手を伸ばすと、一粒だけ、小さな砂糖のかけらが出てきました。ジョーは、それを持って袋から出て来ました。
トニは、両手を胸で握り合わせて、ジョーを待っていました。やせた頬は青ざめて、泥だらけの体はぶるぶる震えていました。
ジョーは砂糖のかけらを二つに割って、一つをトニに渡しました。
そして、トニに「さあ、お食べ。」と言いました。
「持って帰らないの。」トニが聞きました。
ジョーは、砂糖を口にはさんで、
「この幸せは小さすぎるよ。」
と言いました。
それで、トニは、安心して食べました。でも、ジョーは口にはさんだまま、食べるふりをしただけでした。少しでも持って帰って、自分よりもお腹をすかせた仲間に、食べさせようと思ったのです・・・。



つづく

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 下塗りを進めているファンタジーイラストの途中経過その2です。実は、青→黄緑→緑と塗ったところで、イラストをスキャナーに通そうと思っていたんですが、一生懸命塗っているうちに、青→黄緑→緑→茶→ピンクまで塗ってしまいました。^^;工程を詳しく見たかった方、すみません。><ただ、ここまで塗ると、かなり下塗りの効果が見えてきたのではないかと思います。難しいのは、この味わいを活かしたまま完成までたどり着く、という事です。以前描いた魔法使いの絵で、固有色を濃くし過ぎた結果、下塗りが隠れてしまった、という経験があるので、今回はごくあっさりと固有色を塗ろうと思っています。(その前に、下塗りの仕上げとして紫と黒の影が入ります。)
物語は、まだ頭の中でしっかりと固まっていないので、もう少し考えてから書きたいと思います。^^

私の物語下塗り2-2 トリム正視化縮小


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 先日公開したファンタジーの挿絵イラストに、少し色を塗ってみたので公開します。この画像は、レモン色→オレンジ→黄土→朱色→赤の順で色を重ねた状態です。今後、同じように、青→黄緑→緑→茶→ピンク→紫→黒の順で色を重ねて行きます。(なるべく色味の近い順に塗っていきます。)この全行程が終わって、初めて下塗りの終了という事になります。各パーツの固有色は、その後で塗り始めます。(この塗り方は、私の好きな方法なんですが、一般的には固有色を最初から塗る、という人が多いと思います。)

物語は、導入部でいつも悩むんですが、今回は夢の中で旅をする、という『不思議の国のアリス』のスタイルで書いてみたいと思います。出だしの所を、少し考えてみたので、良かったら絵の下を読んでみて下さい。^^

私の物語下塗り1 正視化縮小


 主人公の名前は「さえ」と言います。今年の春から、高校に通い始める15歳の少女です。彼女は小さな時から空想が大好きで、お父さんから買ってもらったお絵描き帳には、へんてこな生き物や植物がクレヨンでたくさん描いてありました。
さえは、小学校までは、自分の考えた世界に夢中で、絵を描いたり、お話を考えたりして、毎日を楽しく過ごしていました。でも、あんまりおかしな空想ばかりしているので、両親が心配して、さえがそういう話をするたびに、悲しそうにため息をついたり、「そんな遊びはやめた方がいい」と注意するようになりました。
さえは次第に、自分のしている事が、両親を困らせる悪い事だと思うようになりました。それで、お父さんが、お絵描き帳を捨ててしまった時も、泣きたいのを我慢して、「せいせいしたわ!」と言いました。それから、お母さんが古新聞をちり紙交換に出すときに、物語を書いたノートを、自分から渡して、トイレットペーパーに換えてもらいました。
中学に通い始めると、さえはすっかり普通の女の子になりました。もう、天使や妖精が、本当にいるとは思っていませんでした。そして、自分の考えたお話の内容も、すっかり忘れてしまいました。
あの夜、再びみんなと出会うまでは・・・。

つづく

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 久しぶりに、ボーカロイドのキャラクター、初音ミクを描いてみました。ドレスは、難しい装飾が描けないので、植物をアレンジしたシンプルなデザインにしてみました。この衣装に似合う曲を、これから歌い始めるところ、といった設定です☆
(サイズ15.6×22.5cm、キャンソン水彩用紙にアクリル絵の具で彩色)

百合の衣装3 正視化縮小



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 物語を考える、というのは、決して特別な事ではないと思います。日常の中で、皆さんも、「こんな事があったらいいな」と思う事を、何度も想像し直して、頭の中で、本当にありそうな形に整える、という事をしているのではないかと思います。
仕事や、勉強や、趣味、あらゆる事で、私たちはまだ起こっていない「良い事」を想像して楽しみます。この絵も、私にとっては、そういう想像の一つです。主人公が、自分の考えた物語の中に入って、未完成のストーリーを完成させるまでのお話、という設定です。色塗りを進める中で、少しずつ物語の内容も書いて行きたいと思います☆

私の物語下絵 正視化白縮小



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2012年03月|Kobitoのお絵描きブログ .42.39.36.35.34.33.32