ハロウィンの当日は10月31日です。ですが、今日は、ハロウィンがテーマのイラストが描き上がったので、ちょっと早めにご紹介しようと思います。

イラストの主人公は、去年のハロウィンから登場した、ベビージャックというオリジナルキャラクターです。(ハロウィンの時しか描かないので、年一回の貴重な出番です。)
今回も、イラストに添える短い物語を書いてみたので、絵と照らし合わせながらお楽しみ下さい。


img882cs-.jpg


『ベビージャックと不思議なえんぴつ』


ベビージャックは、カボチャのお化け、ジャック・オ・ランタンの息子です。
ジャック・オ・ランタンはおばけの国の王様ですから、ベビージャックは王子さまというわけです。

王様は、いろいろ不思議な道具を、宝物庫に隠していました。
ベビージャックは、ある日、王様が宝物庫のかぎをかけ忘れたのを見て、ベロ(地獄の番犬見習いのダックスフンド)とバーニン(ろうそくの火から生まれたコウモリ)を連れてさっそく中に入ってみました。

自分とは別の顔が映る鏡や、鎖でつながれてわんわん吠える本、なくした甲(かぶと)を探しまわる甲冑(かっちゅう)など、おかしなものがたくさんあって、ベビージャックたちは、怖がるどころか大よろこびです。
やがてベビージャックは、机の上に、指揮棒のように長い鉛筆が置いてあるのを見つけました。
「これはどんなおかしなえんぴつだろうね。」
ベビージャックは、ためしに壁に、ちょうちょの絵を描いてみました。
すると、そのちょうちょは、ひらひらと壁から出てきて、部屋の中を本物のちょうちょのように飛び回り始めたではありませんか。
「町をぼくの絵でいっぱいにしよう!」
ベビージャックはこんないたずらを思い付くと、その鉛筆を持って、さっそくお城の外に飛び出しました。ベロとバーニンも、大はしゃぎで飛んだり跳ねたりしながらついて行きました。
大熊、大蜂、大蛇、大ワニ、大ムカデ、何でも思い付くものを、ベビージャックは町中の壁という壁に描いて回りました。それらがみんな、壁から出てきてあばれ回るものですから、おばけの世界はてんやわんやの大さわぎです。
しまいに、ベビージャックは、「かんじんの、おばけを描かなくちゃ!」と言いながら、蝶ネクタイに、スーツをつけた、ひょうきんながいこつの絵を描きました。
すると、そのがいこつは、壁から出て来るやいなや、「さあ、ぼっちゃん、つかまえましたよ。」と言いながら、ふしぎな鉛筆を取りあげて、ベビージャックを小脇にかかえました。
ベビージャックはじたばたしながら、
「ぼくが描いた絵なのに、なんでぼくをつかまえるのさ?」
と聞きました。
がいこつは、「ぼっちゃんがわたくしを描いてくれたので、わたくしはぼっちゃんのしつじになることにしたのですよ。」と答えて、お城の方へ、駆け出しました。
そして、「いたずらっ子は、王様にうんとしかっていただきます。」
と付け足しました。
ベロとバーニンは、しゅんとしながら、大あわてで二人の後について行きました。
王様は、がいこつの話を聞くと、ベビージャックたちに、「なんという悪いおばけたちだ。当面、自分の部屋に鍵をかけて、わしが開けていいと言うまで開けてはならん。」と、言い渡しました。それから、がいこつを見て、「王子のいたずらには手を焼いていたのだ。これからしっかり、見はり番をしてくれよ。」と言いました。
がいこつは、「穴が開くほど見はっておりますので、どうぞ、ご安心ください。」と答えました。
すると、ベビージャックが、がいこつの服のそでをちょいちょいと引っぱって、
「さあ、ぼくの部屋はこっちだよ。ちゃんと見はっててね。名前はなんていうの?」と聞いたので、がいこつは、「コツガイでございますよ、ぼっちゃん!」と答えると、ベロやバーニンを付き従えて、いそいそと部屋まで案内されて行きました。

おしまい



拍手ボタン
 きょうは、先日から描き始めたハロウィンイラスト『ベビージャックとおばけの仲間たち』が完成したので、ご紹介します。
コピックマルチライナー(0.03mm)でペン入れし、色鉛筆で彩色しました。


img721cs-.jpg

まん中のかぼちゃの赤ちゃんがベビージャックです。連れている犬は、地獄の番犬見習いのダックスフンドで、名前をベロといいます。(ベロは骨のかぶり物と、骨模様の服を着ています。)
空を飛んでいるのは、ろうそくの炎から生まれたコウモリのバーニンです。

以下に、この絵にまつわる短いストーリーを書いてみるので、絵と照らしながら、楽しんでもらえると嬉しいです。

---------------------------------------

ハロウィンになると表の世界に現れるという『おかしな者たち』を探すために、ベビージャックたちはかぼちゃの王様に内緒で表の世界に出かけます。
そこでベビージャックたちは、今まで見たことのない珍しいおばけたちが、大通りで行列を作ってパレードをしているのを見つけます。
ベビージャックたちはその中の子供のおばけたちに誘われて、近所の家々を回り、お菓子をしこたまもらって、大喜びでおばけの国に帰って来ました。
勝手におばけの国を抜け出したベビージャックたちに、かぼちゃの王様はお説教しようとしましたが、ベビージャックたちは両手をさし出すと、「いたずらいやなら、お菓子をちょうだい!」と言って、かぼちゃの王様をあきれさせたのでした。

おしまい^^

一日早いですがハッピーハロウィーン!





拍手ボタン
 もうすぐハロウィンですね。こういう季節のイベントごとに、イラストを描けたら楽しいな、と思うので、今回も思い付いたキャラクターを描いてみる事にしました。
かぼちゃのおばけ、『ジャック・オ・ランタン』の赤ちゃんで、名前はベビージャックです。


img715cs-.jpg

まだ下絵なので、あやふやな箇所もありますが、左上に飛んでいるのはコウモリで、右下に居るのは骨の衣装を着けたダックスフンドです。
チビキャラの描き方の練習も兼ねて描いています。
10月31日のハロウィンまでに、色塗りをして完成させたいと思っています。お楽しみに♪



拍手ボタン
【シリーズ童話】 ベビージャックとおばけの国の仲間たち|Kobitoのお絵描きブログ 36.717.592.590