織部焼(美濃焼)の絵を描いたので、ご紹介します。

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全体に黒い釉薬をかけてある織部焼の茶碗を、織部黒(おりべくろ)といいます。
私は、絵付けがしてある織部焼の茶碗(黒織部・くろおりべ)が好きなので、織部黒の魅力がいまいち分からないんですが、この絵の茶碗はほとんど黒で塗りつぶされているので、織部黒に近いですね。
この絵を描くにあたって、黒織部の茶碗の画像を見ていて気が付いたんですが、絵付けの線を目や口に見立てて茶碗全体を眺めた時、とても柔和な顔に見える、という事です。
私の絵は、線や彩色にいらいらとした感じが出がちなので、黒織部の柔和な顔の雰囲気に近づけるように練習を重ねることで、自分の画力を成長させることができるのではないかなと思いました。

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それを端的に示したのが、この絵です。
線や模様を目や口に見立てると、全体を顔のように見ることができるでしょう?
その時に、柔和な雰囲気の顔が描けているかどうかが、織部焼の深い味わいを再現する秘訣なのではないかな、と思ったわけです。


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 織部焼の茶碗の絵です。気の向くままに、色鉛筆で描き上げました。

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美濃の焼き物の、独特の質感を、どうやったら自分の画風の中で表現できるのか、まだ試行錯誤の状態です。
器の形は、かなり自分好みに描けるようになって来ました。

器の名前は、黒織部鳥居文茶碗(くろおりべとりいもんぢゃわん)といいます。まん中の白抜きの絵が、鳥居を模した文様だからです。

茶碗である以上、お茶を注いで飲むことを前提に作らないといけない、そして、注いだお茶が美味しそうに見えなければいけない、さらに言うなら、お茶を注ぎたくなる器でなければいけない。
最近は、そういうことを考えながら描いています。


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織部焼の器を窯で焼いて自分で作る、というのが、私の将来叶えたい夢の一つです。
織部焼は、正式な名前を、美濃焼といって、現在の岐阜県に多くの窯元がある、安土桃山時代発祥の歴史ある焼き物です。

絵付けは、白、緑、茶、黒が基本色で、他の色はあまり用いられません。

素朴で、力強く、それでいて高度な美意識に基づいた、魅力のある造形と絵付けです。

この絵は、空想で描いたんですが、文様は、夕映えに光る水田に、鷺(さぎ)が二羽たたずんでいる様子をイメージしています。

取っ手が付いているので、料理を盛るのには少々面倒な器ですが、エビのあえ物など、赤い色が鮮やかな食材を盛ると、美味しそうに見えるのではないかな、と思います。

こういう形の器を、『織部二重四方手鉢(おりべふたえしほうてばち)』といいます。
織部焼では比較的ポピュラーな器の形です。

画材:ハガキサイズのケントボードに鉛筆と色鉛筆で彩色



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 先日下絵を公開した、織部焼の絵の彩色が完成したので、ご覧下さい。
写真のように写実的な絵ではなく、思い付くままに色を置いて行く感覚的な絵になりました。


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画材: ハガキサイズのネオピコボード(板状のケント紙)、リキテックス(アクリル絵の具)

ごく荒い筆致ですが、自分としては気に入った感じに描けました。
いつもの水彩画のような薄塗りではなく、今回は油彩画のような厚塗りで製作しました。
厚塗りの方が、色の持っている迫力が伝わりやすいようです。

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 久しぶりに織部焼(美濃焼)の絵を描きはじめたので、その下絵をご紹介します。

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織部焼は、安土桃山時代の武将、古田織部が考案した焼き物で、現在でも岐阜県に多くの窯元があります。
織部焼の特徴は、大胆にゆがめた形と、子供のように自由奔放な絵付けにあります。
私がこの焼き物に惹かれる理由は、他の焼き物に比べて、『未完成の美』というか、『原初的な美意識の味わい』を強く感じるからです。
未完成といっても、中途半端という意味ではなくて、「個性を持った美は高い水準に達しているけれど、都会的な洗練とは異なる、活き活きとした興奮や即興性を重視したスタイルを持っている」、という事です。

この下絵では、私の好みに近い感じで描けたと思いますが、色塗りをすると平凡な感じになってしまう事が多いので、それを克服できたらいいな、と思っています。


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 きょうは、以前紹介した織部焼の下絵に、色を塗ってみたので、ご紹介します。
絵のモデルは、織部・七宝繁文四方入隅向付(おりべ・しちほうはんもんしほういりすみむこうづけ)です。安土桃山時代の作です。図鑑に載った写真を見ながら模写しました。


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植物を図案化した模様のようですが、具体的に何が描いてあるのかはわかりません。
織部の紋様には、花や動物などの写実的な絵柄と、この器のように抽象化された絵柄の、両方が見られます。
私は、特に抽象化された絵柄が好きです。

この絵を描きながら、緑の苔むす丘に、太古の植物が生い茂り、そこを子供が駆け上る様子を想像しました。
絵の下の緑がかった黒色の部分が丘で、茶色の線が太古の植物の太い幹や枝葉です。
抽象画は、見る人に想像の余地を与えてくれるところが魅力です。


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 織部焼(おりべやき)という焼き物をご存知ですか?
安土桃山時代の武将、古田織部(ふるたおりべ)が考案した焼き物で、現在でも、岐阜県に窯元がいくつもあって作陶が続けられています。

正式な名前は、美濃焼(みのやき)と言いますが、考案者の名前を冠した織部焼の方が、一般的にはよく知られていると思います。

私はこの焼き物の、色、形、そして何より、絵付けの絵柄が大好きで、時々絵に描いてみたりしているのですが、今回は、
織部焼の絵柄の魅力について、研究してみたいと思って、写真を見ながら模様を模写してみました。
それがこちらです。


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同じ模様が繰り返されて、大きな模様になっているパターンが多いのは、ほかの焼き物と同じです。
違うのは、描線や物の形が、きれいに整えられていない、という点です。
まるで、子供が描いたような、自由奔放な絵柄です。
ピカソが児童画の魅力を発見するより400年も昔に、同じ美意識を発見していた人が居たこと、そして、その美を楽しむ文化を、当時の人々がすでに持っていたという事が驚きです。

この絵は、近いうちに色塗りをする予定なので、完成したらまたこちらで公開しますね。

織部焼の味わいを、できるだけ再現するように頑張ってみます。


Kobito


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 きょうは、織部焼のイラスト、『織部仙人郷茶碗(おりべせんにんきょうぢゃわん)』が完成したので、ご紹介します。

アクリル絵の具と墨汁を使って彩色しました。


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洞穴が開いたたくさんの岩山があって、それぞれの洞穴に仙人が住んでいるというイメージで描きました。

織部焼にしては、朱色や黄色がやや鮮やか過ぎるんですが、自分の好きな配色具合には仕上がったと思います。

今、3Dスキャナーという、立体物を簡単に作れる機械が注目を集めていますが、こういう平面に描かれた絵を読み取って、立体物にできるようになったら、楽しいでしょうね。^^



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 きょうは、オリジナルの織部焼のイラストを描き始めたので、その下絵をご紹介します。
これまでの織部焼イラストも全てそうですが、実物や画像を見ながら描いたのではなく、全くの空想で描いています。


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今回は、横幅が広く、底の浅い、織部焼としてはオーソドックスな形の茶碗を描いています。
絵柄は、思い浮かぶまま描いたんですが、三角の山と、穴の開いたたくさんの岩山のようにも見えます。

岩山の穴は、仙人の住処(すみか)のほら穴ではないかな。
そして、この場所は、仙人郷(せんにんきょう)と呼ばれる、たくさんの仙人たちが暮らす集合住宅なのではないかな。

・・・という空想をふくらませながら、色塗りを進めたいと思います。^^



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 今日は、織部焼のオリジナルイラストを描いてみたので、ご紹介します。
茶碗と、小料理を載せる手鉢の、2点の絵を描きました。


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これは、茶碗の下絵です。ふにゃっと曲がった織部焼独特の形状です。表面の絵柄はとりあえず思い浮かんだ小さな四角をたくさん描きこんでいます。




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これが茶碗の絵の完成図です。彩色は、色鉛筆と墨汁とアクリル絵の具で行っています。自由奔放に色塗りすることを心掛けたので、織部焼と言うより、抽象画みたいになりました。器の名前は『織部小升文茶碗(おりべこますもんぢゃわん)』といいます。




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こちらは、持ち手の付いた手鉢です。ちょっと分かりづらいんですが、四角が二つ重なったような器の形をしています。絵柄は水車と垣根が描いてあります。器の名前は、『織部二重四方手鉢(おりべふたえしほうてばち)』と言います。四角を二つ合わせた器、という意味です。
この前紹介した金魚文の水注のイラストは、どうも緑の釉薬の色が鮮やか過ぎて、織部焼に見えない原因になったようなので、今回は、本物の織部焼の画像で、緑の釉薬の色合いを確認してから彩色しました。
こういう、落ち着いた色合いで、大胆な模様を描くのが、織部焼らしさであり、私がこの焼き物を好きな理由です。


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織部焼の絵|Kobitoのお絵描きブログ 27.899.864.854.805.803.651.648.581.563.554